世界中が雨だったら

なんか活字が読みたくて今日買った本。3時間半で読み終えた。楽に読める本で、ちょっと温かい話が読みたいと思って市川拓司の本をAmazonで検索。レビューみて「恋愛写真」「弘海」に興味が湧いた。「世界中が雨だったら」はレビュー見て重そうやし、いまはいいなって思った。で、本屋に言ったら「世界中が雨だったら」しかなくて、とりあえず買ってみた。読み始めた。うん、確かに重い。重いんやけど、なんだかな〜・・・
「世界中が雨だったら」は短編集で、
琥珀の中に
・世界中が雨だったら
・循環不安
の3話。一番重かったのは「琥珀」やけど、扱ってるテーマが普通の人にとっては非現実的すぎる感じ。現実的なテーマやったんが「世界中」。ただこの話には自殺にいたるまでの経緯がほとんど書かれてなかった。もうちょい書いてあれば、もっと入り込めたかも。「循環」は結局何が書きたかったんか分からん。
読後感はもっとげんなりするかなと思って期待したけど、外れたな。「破戒」を読んだときのほうがよっぽどげんなりしたよ。って当たり前か・・・